LIFE|人生・自分らしさ

私が『自分らしさ』を考えるようになった理由

LIFE|人生・自分らしさ
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「自分らしく生きたい。」

そう思うようになったのは、いつからだったんだろう。

振り返ってみると、私はずっと「自分らしさ」を大切にして生きてきたわけではありません。

むしろ昔は、

周りに合わせること。
その場に馴染むこと。
期待されている役割をちゃんとこなすこと。

そんなことの方が大事だと思っていました。

それが普通だと思っていたし、
そうしていれば、大きく間違えることもないと思っていたのかもしれません。

でも、いろいろな経験を重ねるうちに、

「ちゃんとしているはずなのに、なんだか苦しい」

そう感じることが増えていきました。

周りに合わせるのは、悪いことじゃない

子どもの頃から、私は環境が変わることを何度も経験してきました。

場所が変われば、当たり前も変わります。

昨日まで普通だったことが、
別の場所では普通ではなかったりする。

そんな経験をしていると、

「ここでは、どうしたらいいんだろう」

と周りを見る癖がつきました。

たぶん私は、人に合わせることが比較的得意だったんだと思います。

相手が求めていることを考えたり、
その場の空気を読んだり。

それ自体は、今でも悪いことだとは思っていません。

誰かと一緒に生きていく以上、
自分のことだけを考えていればいいわけでもないから。

ただ、合わせることが当たり前になりすぎると、
ひとつ困ったことがありました。

自分がどうしたいのか、分からなくなる。

「どうしたい?」と聞かれると困っていた

「何がしたい?」

「どっちが好き?」

「これからどうしたい?」

そんなふうに聞かれたとき、
すぐに答えられないことがありました。

選択肢がないわけではありません。

やってみたいことだって、たぶんあった。

でも私は、

「どれが正しいんだろう」

「こっちを選んだらどう思われるんだろう」

「失敗しないのはどっちだろう」

と考えてしまう。

自分の気持ちより先に、
周りから見た正解を探していたんだと思います。

前の記事で、

「普通って、誰が決めたんだろう。」

ということを書きました。

私が「普通」というものを意識するようになったのも、
きっと同じところにつながっています。

「私はどうしたい?」ではなく、

「普通はどうするんだろう」

と考えることが多かったからです。

ちゃんと生きているのに、違和感が残る

仕事をする。

人間関係を築く。

恋愛をする。

結婚する。

生活していくためにお金を稼ぐ。

ひとつひとつは、ごく普通のことです。

私も、そのときの自分なりに考えて選んできました。

それなのに、ときどき、

「このままでいいのかな」

という気持ちが出てくる。

ものすごく不幸なわけではない。

すべてを投げ出したいわけでもない。

むしろ外から見れば、
それなりにちゃんと生活している。

だから余計に、自分でも分からなくなるんです。

何が不満なんだろう。

贅沢なのかな。

もっと我慢するべきなのかな。

そうやって違和感に蓋をしていたこともありました。

でも今は、

あの小さな違和感も、
自分の気持ちのひとつだったのだと思っています。

「自分らしさ」は、性格のことだと思っていた

以前の私は、

自分らしい人というのは、

好きなものがはっきりしていて、
やりたいことがあって、
周りに流されず、
堂々と自分の意見を言える人。

そんなイメージを持っていました。

だから、

「私らしさって何?」

と聞かれても、よく分からなかった。

でも今は少し違います。

自分らしさって、
特別な個性を見つけることではないのかもしれません。

何が好きなのか。

何が苦手なのか。

何をすると心地いいのか。

何をされると嫌なのか。

何を大切にしたいのか。

どんな人生なら、自分が納得できるのか。

そういう小さなことを、
ひとつずつ自分に聞いていくこと。

その積み重ねが、
少しずつ「自分らしさ」になっていくのだと思うようになりました。

選び直すたびに、自分のことが少し分かった

これまで私は、
一度選んだ道を変えたことが何度もあります。

続けたこともあれば、
やめたこともあります。

「これが正解だ」と思っていたのに、
後になって違うと思ったこともあります。

昔なら、

「また続かなかった」

「選択を間違えた」

と思っていたかもしれません。

でも今は、

その経験があったからこそ、

「私はこれは大切にしたい」

「これは私には合わない」

と分かったこともたくさんあります。

自分らしさは、
最初からどこかに完成した形で存在しているものではなくて、

選んだり、迷ったり、やめたりしながら、
少しずつ知っていくものなのかもしれません。

「自分らしく生きる」の答えは、まだ途中

今でも私は、

「本当にこれでいいのかな」

と思うことがあります。

迷うこともあるし、
周りの意見が気になることもあります。

いつでも自分の気持ちだけで決められるわけでもありません。

生活もある。

人との関係もある。

現実には、好きなことだけを選べるわけではないから。

だから私は、

「自分らしく生きる=何にも縛られず自由に生きること」

だとは思っていません。

ただ、

誰かが決めた正解だけで、自分の人生を決めないこと。

自分の気持ちも、選択肢のひとつに入れてあげること。

それだけでも、以前とは少し違う生き方ができる気がしています。

もし今、

「自分らしさが分からない」

と思っているなら、
無理に答えを見つけなくてもいいのかもしれません。

まずは、

私は何が好きなんだろう。
何が嫌なんだろう。
本当は、どうしたいんだろう。

そんな小さな問いからでもいい。

私自身も、まだその途中です。

たぶん「自分らしさ」は、
一度見つけたら終わりではなく、

生きていく中で何度も変わっていくものなのだと思います。

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